手紙社スタッフがこっそり教える「布博2週目」の楽しみ方
いよいよ布博の第2週目「織りと刺繍と手芸の週末」が、5日(金)より、はじまります。1週目に続き、手紙社のスタッフが「お客さまの立場なら」というテーマで、2週目の布博の楽しみ方を綴っております。1週目の会場状況も踏まえた内容もありますよ。みなさま、ぜひ参考にしてくださいね。
今年こそ「手づくり」に挑戦してみたい! 毎年そう思う私ですが、不器用なのでなかなか挑戦できていませんでした。でも、作家さんオリジナルの手づくりキットさえあれば、私にでも作れるはず。会場内には、編み物キットや刺繍キットなど、初心者にも優しい心遣いがいたるところに溢れています。今年こそ有言実行するために、作家さんのお力を借りたいと思います。
鈴木麻葉
1週目を受けて布博を楽しむ実用的(?)なアドバイス。
「ブローチ博&耳飾りパーティー」は、お目当が無ければお昼以降がゆっくり見られます。ブローチ博開場時の列は3〜40名ほど。「メインエリア」を快適にまわるなら16時以降。作家さんと言葉を交わしたい方は狙い目です。先着1,000個の「くるみボタンパーツ」は14時頃には無くなりました。今回多くの方にご参加いただいている、入場チケットを使った「フォトラリー」は慌てなくて大丈夫、プレゼントはたくさんご用意してありますよ。
トークショーやライブは座って楽しむことができますし、B1階の「まほろ座」も布博仕様に衣替えしていますので、上手く足を休めながら思う存分「織りと刺繍と手芸の週末」をお楽しみください!
小池伊欧里
作家さんの作品を楽しむのはもちろんだけど、自らの手でアクセサリーや小物を作るのが好きという方にオススメなのが、立ち並ぶ手芸材料のお店。いわゆる街中の手芸店とは一味も二味も違った、個性的な素材が集まっています。ポンポンがついた毛糸などを扱うAVRILや、グラデーションが美しさが際立つ糸のセレクトショップKeitoに行けば、おのずと目が輝いてしまいそう。「どこで買ったの?」なんて問いに、「自分で作ったの!」と答えられたら誇らしいと思いませんか?
藤枝梢
思えば、手芸とは縁のない人生だった。それがこの布博で大きく変わるかもしれない。Keitoの手芸キットで、編み物にチャレンジしよう。刺繍作家のブローチを胸につけて、刺繍男子になろう。7日(日)の最終日は比較的ゆっくりブースが見れるし、artist in 矢崎順子さんの刺繍にまつわるトークショーを聞いてさらに興味は深まるはず。趣味があまりない自分だけれど、いまこそ新たな扉を開くために町田パリオへ出かけてみよう。
柿本康治
「織りと刺繍」というテーマで展示販売イベントをやるのは手紙社くらいじゃない!? と、まずは手前味噌を仕込んだ上で、個人的に2週目に絶対外せないと思っているのは、刺繍作家・okada marikoさんによるデモンストレーション。第一線で活躍する作家の制作過程はなかなか直接見られるものではないですからね。sugar meとコトリンゴという両ディーヴァのライブも絶対見たいので、その流れからokada marikoさん……我ながら完璧なプランです。
北島 勲
色彩豊かに素材も様々な糸がそろう8月の布博。DARMA THREADの糸は種類も豊富で、老舗ならではの知恵も詰まっています。やすだ書店糸部のブースには、京都友禅染めのために昔作られた絹糸が並びます。RIRI TEXTILEや八重樫茂子さんなど、手織り作家のブースには、植物染料で染められた輝かしい糸で編まれた織り物が私たちを迎えてくれます。糸を選び、糸から生まれた作品と出会う布博。一本の糸から始まる物語をお楽しみください。
栗木建吾
刺繍のアクセサリーの魅力にとり憑かれている私は、今週の布博ではお気に入りのアクセサリー探しが楽しみ。ミズイロトシロ、nuit、patterieなど、小さいながらも美しさがぎゅっと詰まった世界をじっくりと拝見したら、先週よりもさらに出品作家が多い、ブローチ&耳飾りコーナーに向かって品定め。それと、もう一つのお楽しみがストール探しです。 tamaki niime さんのショールは、柔らかくて気持ちよくて大好き。2本目を手に入れてみようかな。
渡辺洋子
今週の布博、まずはどこへ行こう? 草木染めに夢中な私はお目当てのRIRI TEXTILEさんへまっしぐら。実際に手にとって、織の光加減を見て、お気に入りのストールを見つけて。さあ、次はブローチ博へ! と、思いきや光がたくさん差し込む、一流の作家さんの作り上げたメイン会場に、思わず目を奪われ、足が止まってしまいそう。いつもの欲張りな気持ちを抑えてゆっくりと、作家さんと話しながら2週目の「織と刺繍と手芸」の世界に浸るのも布博ならではのお楽しみ。
西林瑞貴
ちょっと毒っ気を感じる作品に目がない私。まずはイシイリョウコさんのお人形やボタンを堪能し、Kanae Entaniさんのコミカルで不思議な生き物に会いにいきます。もちろん布博菓子店も忘れません。ブローチ博では今回初登場のarie:chromさんが気になる存在。たくさんの物語を感じられる作品とともに日常を過ごせること、それは至福の時にほかなりません。
樫尾有羽子
以前の「布博」でボタンが大好きになってしまった私の今回の楽しみは、お気に入りのボタンを見つけること。実はとても奥の深いボタンの世界。遠い異国の地、郵便局員の胸でいくつもの手紙が届く場面に立ち会ったボタン。森の中の工場で作られた美しいガラスのボタン。様々な物語を宿したボタンが、世界中を旅して「布博」にやって来ます。気になるボタンがあったら、出展者さんにぜひ声をかけてみてくださいね。そのボタンが持つ物語を聞く事ができるはず。
鳥田千春